- 調査番号:006-00000322
トゲチョウチョウウオ(とげちょうちょううお)
成魚の背鰭後方の軟条は糸状に伸長する。体側には斜走帯がある。頭部には眼を通る黒色帯がある。背鰭軟条部には大きな黒色斑があるが、紅海産の個体では見られない。フウライチョウチョウウオと似ているが、本種では背鰭軟条が伸び、背鰭軟条に黒色斑があり、背鰭軟条基部から尾柄部を通る黒色帯がないことで区別可能。
サンゴ礁域に生息する普通種。南日本の太平洋岸でも良くみられる。大型の個体も見られるが、九州以北では繁殖していないと思われる。サンゴのポリプの他、甲殻類やイソギンチャクなどさまざまな餌を食べる。
雑食性のチョウチョウウオで飼育・餌付けは難しくない。幼魚は南日本の太平洋側、稀に日本海側の磯で採集できる。成魚は食用になる。
カテゴリ |
生物 :海洋生物 |
時期 |
新暦:
|
開催地 |
|
発祥時期 |
時代・年代:
不明
|
参考文献 |
中坊徹次.2013.日本産魚類検索全種の同定第三版,東海大学出版会
加藤昌一.2014.改訂新版海水魚,誠文堂新光社
WEB魚図鑑
|
|
|
【分類】スズキ目チョウチョウウオ科チョウチョウオ属
【学名】Chaetodon auriga
【大きさ】約23cm
【分布】八丈島,岩手県,伊勢湾以南の日本海沿岸,九州西岸,屋久島,琉球列島;済州島,台湾,香港,インド-太平洋,ガラパゴス諸島.
『海洋生物 』の収蔵品