黄褐色で、手触りは硬い。上部の葉のひとつひとつがラッパ状になっている(和名の由来)。体の下部は波当たりの強いところでも剥がされないよう繊維状の付着根で岩をしっかり掴んで離さない。ほかのホンダワラの仲間とは異なる独特の形態のため、一見、だれでも簡単に見分けられそうであるが、実は近縁のカサモクと区別するにはコツがいるため難しい。潮間帯から水深5mほどのところでみられるが、リーフ外縁では大群落をつくるほど繁茂している。ラッパ状の葉の周囲はちょっとしたトゲになっているのでウエットスーツを着ないまま本種の群落のなかに迷い込むとチクチクして痛い思いをする。