島御願、旧暦5月15日。島御願は本村三大行事の一つで、この日は区長及び各原組の雇は午前九時宮小の前に集合し、村民から供出されたお願バナ(麦)で経緯にあて、村民から出された野菜(南瓜、冬瓜)等でご馳走をつくり神にお供えし、祝女と共に伝染病の発生や流行せぬようにとお願いする。以前は各家庭より大豆一合づつだしあって当番になった人が豆腐をつくりパパイヤ、ニンジン、昆布などチクドンの冠をして七十三歳以上のお年寄りのいる家庭につくった料理と酒一合を配った。これは敬老会も兼ねた行事でそれが済んだ後、村吏員、学校職員を招いて健康の加護を祝福した。これを俗に「島ウグヮン」という。