(泊原区)
粟国マースヤー〈塩売り)は、100年以上続いている粟国島の伝統行事。旧暦の大晦日12月30日の夕方から、1月1日の朝方まで子どもから大人までが、島内の各家庭を一軒ずつ回って歌や踊りを披露して歩く。踊りが終わると家々から、心尽くしのごちそうや駄菓子、お酒が振る舞われる。村は3つの区(西・東・浜)に分かれていて、さらに原(ハル)組(クミ)といった11の小字にも分かれている。マースヤーは、小字単位で行われ、各小字それぞれが、伝統芸能を継承し続けている。かぎやで風一つとっても何通りもの型があり、それぞれ先輩から受け継ぎ、次に伝え続けている。 現在、粟国村観光協会主催による「粟国島マースヤーガイドツアー」が実施されている。
村の一年はマースヤーで始まる。大晦日の夜から元旦にかけて行われる伝統行事で、泊原地域内の各家庭に塩(マース)を配りながら練り歩いて歌や踊りで無病息災と豊穣を祈る。