ホーム生物 > スミレヤッコ

  • 生物
  • 海洋生物
  • 調査番号:006-00000350
  • このページを印刷

スミレヤッコ(すみれやっこ)

体側の上半部が青、腹部は鮮やかな黄色という、鮮やかな色彩を持つ。尾鰭も青色で、その中に青い斑紋がある。背鰭は青色、臀鰭および腹鰭は黄色で、縁辺は青く縁取られる。眼後方から頭頂付近にかけて大きな青い三角形の模様があり、上方で後方の青色域とつながる。
サンゴ礁域や岩礁の岩孔などに潜む。臆病な種で、危険がせまると孔中に隠れる。ハレムをもつともいわれる。生態などはよくわかっておらず、自然下での食性などもあまりよく知られていないが、飼育下では付着生物や藻類などを食べる。ならせば人工餌も食べる。
シマヤッコ属の魚は体高が高いが、属名からもうかがえるようにアブラヤッコ属に近縁とされており、アブラヤッコ属の中に入れられたり、独立した属とされたりする。かつて海外産のホラカンタス属に本種が含められたことがあった。飼育下では本種もシマヤッコも神経質で臆病であり、他の小型ヤッコなどとの混泳はすすめられないが、上手く混泳されている例もある。臆病で水中写真を撮るのが難しい。

基本情報

カテゴリ 生物 :海洋生物 時期 新暦:
開催地 発祥時期 時代・年代: 不明  
参考文献 中坊徹次.2013.日本産魚類検索全種の同定第三版,東海大学出版会
加藤昌一.2014.改訂新版海水魚,誠文堂新光社
WEB魚図鑑

概要

【分類】スズキ目キンチャクダイ科シマヤッコ属
【学名】Paracentropyge venusta
【大きさ】9cm
【分布】伊豆諸島,小笠原諸島,和歌山県,屋久島,琉球列島;台湾,フィリピン諸島,パラオ諸島.

『海洋生物 』の収蔵品

タグ

         

ホーム歴史 > スミレヤッコ

このページのTOPへ