- 調査番号:006-00000284
ヌノサラシ(ぬのさらし)
体色は茶褐色で、淡色の縦帯が体側に多数あるが、これが点線状のものもいる。幼魚の模様も成魚の模様とあまり変わらない。アゴハタの幼魚とは、体側の模様が縦帯である点で区別できる。
サンゴ礁域や、岩礁域の岩孔などに単独で生息する。小魚や甲殻類を捕食する。
観賞魚として飼育されることもあるが、皮膚から粘液毒グラミスチンを出すことがある。従来、本種や、アゴハタ、キハッソクのように皮膚から毒を出すグループはヌノサラシ科にまとめられたが、現在はハタ科の中に含まれることが多い。ヌノサラシ属は、本種のみが知られている。
カテゴリ |
生物 :海洋生物 |
時期 |
新暦:
|
開催地 |
|
発祥時期 |
時代・年代:
不明
|
参考文献 |
中坊徹次.2013.日本産魚類検索全種の同定第三版,東海大学出版会
加藤昌一.2014.改訂新版海水魚,誠文堂新光社
WEB魚図鑑
|
|
|
【分類】スズキ目ヌノサラシ科ヌノサラシ属
【学名】Grammistes sexlineatus
【大きさ】約25cm
【分布】岩手県,相模湾~高知県の太平洋沿岸,屋久島,伊豆諸島,小笠原諸島,琉球列島;台湾,香港,インド-太平洋.
『海洋生物 』の収蔵品