落葉高木で大木となり天然記念物となっている大ケヤキもある。京都の市内でも空き地には自生するのを見かけるが神社などではこのような自生のものが大木となっているのである。葉は狭卵形或は卵状長楕円形等で長さは3~7㎝ある。小枝にはやや褐色円形の皮目が明瞭にあり、冬芽は短円錐形で副芽をもっている。大木では小枝が落葉にように、秋に落ちる。樹皮は若木の間は平滑だが年をとってくると片状にはげて波状の紋様をあらわす。材は優良で建築材、家具材、器具材、機械材その他種々に利用され特に木目の美しい材は非常に効果に取引きされている。樹は日除樹、街路樹となし又造林もされている。古くはツキといった。高槻などの地名は高いツキの木があったことを想像させる。