石灰岩地帯に多く見られる常緑の高木。幹は直立し高さ10~20m、直径1~1.5mくらいになります。葉は3出複葉、小葉は卵状楕円形、鈍鋸歯状鋸歯縁で先はとがります。果実は球形で径1㎝くらい、褐色または帯赤色に熟し、葉腋から房状に垂れ下がって多数つきます。
全体無毛。半常緑性の高木で、幹は高さ25mに達するものもある。葉は有柄の3出複葉で、互生し、早落性の托葉がある。小葉は卵形~卵状楕円形、長さ8-15㎝、先は鋭尖形、基部は鋭形、縁には鈍い鋸歯がある。雌雄異株。花序は上方の葉腋につき、円錐状または総状で、多数の花をつけるが、長さは葉よりも短い。雄花序は幅広く、多数分枝する。雌花序はまばらに分枝する。花はふつう2-3月に開き、小さく、緑色をおび、5個の萼片をもつ。花弁と花盤はない。雄蕊は5個。雄花の子房は短い。雌花の萼片は早落性で、しばしば仮雄蕊があり、子房は3-4室、花柱は線形で長い。胚珠は各室に2個生じる。果実は小型の扁平な核果で、肉質、卵円形または扁球形で、柱頭は宿存し、径1-1.5㎝、熟して褐色となり、中に3-4個の種子を生じる。琉球(沖縄諸島・八重山列島)に広く見られ、ふつう墓地などに植えられ、野生かどうか不明な所も多い。最近、小笠原に野化し、特に母島ではひじょうな勢いで繁殖している。赤木の名は材が帯赤褐色であることによる。