- 調査番号:005-00000030
クサトベラ(くさとべら)
海岸の砂浜や隆起サンゴ礁上に生える常緑低木で高さ1~2mに達し、アダン群落の全面で海岸低木林の最前線を形成する。小枝は太く、液質でもろく折れやすい。葉は大型でやわらかく、やや肉質、小枝の先端に束生する。花冠は白色、のち帯黄色に変わる。核果は白熟し、内果皮はかたいコルク質、1年以上の間海水に浮かんでも発芽力を失わず、海流によって遠距離まで散布される。属名はラテン語の「左利き」の意味で、花冠が左の手のひらを広げた形に似ていることによるという。
カテゴリ |
自然 :植物 |
時期 |
新暦:
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開催地 |
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発祥時期 |
時代・年代:
現代(2001年 ~)
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参考文献 |
琉球植物目録
琉球弧・野山の花
日本の野生植物 木本Ⅱ
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【分類】クサトベラ科
【学名】Scaevola taccada (Gaertn.) Roxb.
【分布】屋久島・種子島から琉球・小笠原、中国南部・東南アジア・ポリネシア・オーストラリア・インド・熱帯アフリカ東部
【花期】5-10月
『植物 』の収蔵品