- 調査番号:006-00000252
ナンヨウハギ (なんようはぎ)
腹鰭は1棘3軟条からなり、ニザダイ科の尾柄部に骨質板を持たないグループとしては少ない。体色は鮮やかな青色で、体側には特徴的な模様を形成する暗色縦帯がある。背鰭と臀鰭は青く、その縁辺が黒い。胸鰭は先端に黄色部がある。尾鰭は黄色で、上・下端は黒色。幼魚の色彩は成魚の色彩とほぼ同様。
珊瑚礁域に生息する普通種。幼魚はスズメダイ科魚類などとともに枝状のサンゴの中にすみ、危険がせまるとその中に逃げる。雑食性だが動物プランクトンなどを捕食する。また藻類も捕食する。
その独特な色彩から観賞魚として古くから親しまれてきた。水槽では植物質の餌も与えるとよく、水族館ではレタスなどの野菜も与えている。白点病にかかりやすく、飼育の際には注意が必要。食用種でもある。ナンヨウハギ属は本種のみの1属1種からなり、地域により若干の色彩変異がある。
カテゴリ |
生物 :海洋生物 |
時期 |
新暦:
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開催地 |
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発祥時期 |
時代・年代:
不明
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参考文献 |
中坊徹次.2013.日本産魚類検索全種の同定第三版,東海大学出版会
加藤昌一.2014.改訂新版海水魚,誠文堂新光社
WEB魚図鑑
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【分類】スズキ目ニザダイ科ナンヨウハギ属
【学名】Paracanthurus hepatus
【大きさ】25cm
【分布】南日本の太平洋沿岸,八丈島,小笠原諸島,屋久島,琉球列島;台湾,インド-西太平洋,ミクロネシア,サモア諸島,ライン諸島,ハワイ諸島.
『海洋生物 』の収蔵品