- 調査番号:005-00000251
カラムシ(からむし)
原野、人家の付近に多い多年草で、茎の高さ1-1.5m、短毛が密生する。葉は互生し、広卵形で裏面に白色綿毛が密生し、柄には短毛が密生する。葉の縁はそろった鈍鋸歯で、先は尾状にとがる。花は7-9月。雄花序は下方の、雌花序は上方の葉腋につく。雄花は4花被片と4雄蕊がある。雌花被は筒状で、短毛がある。そう果は長さ約0.8mm。本州~琉球、アジア東部~南部に分布する。真の自生であるか不明で、古くから繊維を利用するために栽培したものが野生化したものらしい。靭皮繊維は長く丈夫なので、昔から各地で織物をつくった。有名なのは越後上布、薩摩上布である。和名カラムシは繊維をとるのにカラ(茎の幹の意)を蒸して皮をはいだことによる。マオ、クサマオの名もある。
カテゴリ |
自然 :植物 |
時期 |
新暦:
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開催地 |
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発祥時期 |
時代・年代:
現代(2001年 ~)
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参考文献 |
粟国島植物目録
日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類
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【分類】イラクサ科
【学名】Boehmeria nivea (L.) Gaudich. var. nipononivea (Koidz.) W.T.Wang
【分布】本州~琉球、アジア東部~南部
【花期】7~9月
『植物 』の収蔵品