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  • 調査番号:005-00000018
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アキノキリンソウ(あきのきりんそう)

日当たりのより山地にふつうにある多年草。茎はそう生することも1本立ちのこともある。高さ35-80㎝、上部には短毛がある。根出葉はふつう開花時には枯れるが、長い柄があって、葉身は卵形から長楕円形、縁に毛がはえ、内曲して、先に微凸のある鋸歯がある。茎の下部の葉や中部の葉は有翼の葉柄があり、葉身は卵形、卵状長楕円形または長楕円状披針形で、長さ7-9㎝、幅1.5-5㎝、鋭頭または鋭尖頭、基部は円いかくさび形、縁に内曲する鋸歯がある。上部の葉は無柄で長楕円状被針形、表面に毛を散生し、裏面は無毛。節間はふつう2-3.5㎝。花は8-11月。頭花は径12-14mm、枝の先に散房状または総状につき、花柄は長さ5-6mmで毛があり、長さ1mmほどの小苞がある。総苞は狭鐘形で長さ5-5.5mm、外片は長さ1mmほど。舌状花は長さ6.5-8mm。そう果は円柱形で毛を散生するか、無毛。冠毛は長さ3.5mm。暖帯~温帯に生育し、北海道~九州と朝鮮に分布する。ヨーロッパのsubsp. virgaureaの対応亜種で、秋に黄色の花が美しく、秋草の代表的なものである。かなり変異が多く、ときに早く開花する系統もある。

基本情報

カテゴリ 自然 :植物 時期 新暦:
開催地 発祥時期 時代・年代: 不明  
参考文献 粟国島植物目録
日本の野生植物 草本Ⅲ 合弁花類

概要

【分類】キク科
【学名】Solidago virgaurea L.var.insularis Hara
【分布】北海道~九州、朝鮮、暖帯~温帯
【花期】8-11月

『植物 』の収蔵品

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