沖縄では普通に見られる樹上性の大型カマキリである。体色は通常の緑色のほか,褐色や時に
は黄色・紫褐色・灰褐色の個体も現われる。
成虫は4 〜5月と9 〜10月の年2回羽化するが,春に羽化した個体の子が秋に羽化して成虫になるのではなく,それぞれ独立した牛活環をもっているようである。
4月と10月にひとつの卵のうから70〜250頭の若虫がふ化する。熟した雌は,腹部を腹面側に曲げる姿勢を見せる。これは,雄を誘引するためのフェロモンを放出する姿勢と思われる。交尾時に雄は雌に食べられてしまうことが多いが,そうでない場合も観察される。