畑地や水田に生える一年草。茎は叢生し、ときに基部は倒伏し、高さ20-100㎝。葉身は長さ4-15㎝、幅3-8㎜。葉舌はほとんどない。花序は多数の総を総状につけ、長さ5-20㎝、幅は狭く、熟しても直立している。総は長さ1-2㎝、小穂をほぼ4列につける。小穂は卵円形で先が尖り、長さ2.5-3㎜、剛毛があり、無芒。第一苞穎は鋭三角形で小穂の1/2の長さがある。第二苞穎は小穂とと同長。第一小花は不稔で、第二苞穎と同長の外花穎のみで、内花穎は退化し、外花穎表面は膨出せず、光沢もない。第二小花は結実し、その外花穎はかたく、光沢がある。本州(神奈川・岡山)、九州、琉球、小笠原に帰化。熱帯アジア。世界の熱帯~亜熱帯に広く帰化。琉球には古くから知られていたが、最近になって九州に侵入。広がりつつある。