熱帯アメリカ原産の一年生草本。世界的に暖帯から熱帯に分布する農耕地雑草である。茎は直立、分岐があり高さ50~110㎝、切り口は4~6角形、細かい毛が多い。葉は下方では対生、上方では互生、多くは3~5個の小葉に分かれ、鋸歯はやや先が鈍い。上部の枝先に黄色の頭状花をつける。頭状花には舌状花がなく、筒状花は両性、子房には3~4本の刺があり、花床には鱗片がある。果実はやや平たい四稜形、頂に3~4本の刺があり、刺には下向きの鈎状の剛毛がある。種子繁殖する。春に発生し、花期は夏から秋。日本には江戸時代に渡来し、本州中部以西の畑地、樹園地、牧草地、芝地、道端、都会の荒れ地に群生する。