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本種は平地や人家周辺で普通に見られるが、特に海岸近くの雑木林に多く、正に「海辺の天女」の如き存在である。海岸から平地にかかてフワリ・フワリと風に揺られるかの如くゆるやかに飛び回るが、山間部ではほとんど見かけることはない。動作が非常に緩慢であるため、鳥等の捕食者に襲われないか心配されるか、そのような事はほとんどない。成虫を捕らえて指でつまむと、足を縮めあたかも死んだかのようにじっとしているが、指を離すと急に飛び立つ。このように死んだふりをして難を逃れる術を心得ているのも本種の特徴である。
成虫や幼虫は真冬で見られることから、個体数の多少はあるもののほぼ周年発生している。
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