旧暦の六月二十六日。村民は一日中業を休み、年中行事の中で盛大な神事であるので、老若男女イビガナシーに集まり、健康の祈願をする。行事は午前十字頃始めますという朝のウンヌキグトゥ(お願いごとを伝える申し聞き)が始まる。それから太鼓の音と共に、白衣を着、カナブの枝で丸輪を作り、頭をかぶり、神子は数名共に持場の座に鎮座する。東間切の祝女、西間切のスイミチ各々オモロ奏詞がはじまる。各字区長は朝フララの行事が始められオモロの奏詞(立オモイ)が行われた後、五ケ所の殿まわりをする。午後三時頃タフララの行事が、朝フララと同じように行われる。その日は出稼ぎに行った人もかえってきて参加した。午後五時頃から奉納角力や余興なども催される。