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  • 調査番号:003-00000032
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松尾御嶽のイタジイの木(まつおうたきのいたじいのき)

シマイ御嶽のイタジイの木(村指定天然記念物)イタジイの木(ブナ科)は村内ではこの地域にしか生えていないが、粟国島の植物相の成り立ちを考える上で貴重なものである。 旧暦6月26日のヤガン折目の時には、この木の葉が祝女(ノロ)のカーブイ(ハチマキ)に用いられている。この地域はマツオ御嶽とも呼ばれているように、松尾原内(原名)に位置し、古くから拝所として村民が大切に保護してきた場所で、戦後松食い虫に松が侵されたため、リュウキュウマツやモクマオウがその後植えられた。
沖縄本島の山原の森では、そのほとんどの面積をイタジイの木で占めるが、粟国島では字西の松尾御嶽と呼ばれる地域にしか生えていない。この島の植物層の成り立ちを考えるうえで重要な植物である。御嶽内に島一番の大木があり、昭和59年9月に村指定の天然記念物となった。旧暦6月24日から始まるヤガン折目ではこの木の葉をカーブイ(冠)として利用する。

基本情報

カテゴリ 民俗・文化 年中行事 自然 :文化財 伝統行事 植物 時期 新暦:
開催地 発祥時期 時代・年代: 不明  
参考文献 粟国村誌
沖縄の風景
発見!あぐに島自然ガイドブック

概要

【種別】天然記念物(植物)
【指定された日】昭和59年9月14日

『文化財 伝統行事 植物 』の収蔵品

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