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クンチャーの夢 (くんちゃーのゆめ)

大晦日は穀物の霊がやってくるので、大歳と言われ、その晩に訪問する客が福を授ける話が多い。
クンチャーとは癪病の患者。沖縄本島には大晦日に預かった棺箱の中の死体が黄金になっている話が多く、そのことから棺箱を宝箱と呼んでいる。
●大晦日の晩、年寄りたちが童を寝かす時に「今夜は早く寝て、クンチャーの夢を見なさいよ」と言った。
昔、銭持ちの家に来たクンチャーが死に、兄弟二人で死んだクンチャーを担いで山へ持って行って捨てようとしたが、時間が遅かったため、家に担いで帰って来た。すると、死んだクンチャーの口からたくさんのお金が出て来て、金持ちになった。以来、クンチャーの夢を見るのは縁起がいいっていうお話。

基本情報

カテゴリ 歴史・民話 :民話 時期 新暦:
開催地 発祥時期 時代・年代: 不明  
参考文献 粟国村教育委員会「粟国島の民話」

概要

本格昔話
【話者】西 与那嶺ヒロ
【聴取日】昭和55年8月19日
【テーマ】大晦日の晩にはクンチャーの夢をみると縁起がいい

『民話 』の収蔵品

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