"大きい蜂を沖縄本島ではチブル蜂という。この話はその由来の話。本土の「腰折れ雀」と関係する話型と思われる。
チブルとは夕顔のこと。朝顔に似た花をつけ、大きな瓜のような青い実をつける。その実が人間の頭に似ており、頭のことをチブルと言うので、この夕顔の実をチブルと言っている。
粟国の正月の若水汲みは、松明をつけて、正月元日の午前三時ごろに汲みに行った。この話は、元旦に若水を汲む由来の話にもなっている。
昔、大晦日の晩に、貧乏な爺さんと婆さんが、米俵に残っている米をもらおうと隣の金持ちの家に借りに行ったが貸してれなかった。すると神様が現れ「鍋をきれいに洗って湯を沸かしなさい」と言う。言われた通りにやってみると…。"