"ミルクの名前は、弥勒菩薩に由来すると思われるが、沖縄や奄美に伝えられる話では、豊穣神としての性格が強く、沖縄各地の豊穣祈願祭に登場する神である。
シャーカはミルクに対抗する悪神。ミルクとシャーカに関する話は複数聞かれるが、人間が脱皮できなくなって死ぬようになった代わりに、子どもが生まれるようになったとする話は、宮古、八重山の話でも稀にしか聴取できない。
大昔、シャーカとミルクが争いになった。シャーカは蟹、海老、ハブ等が味方にいて、ミルクは人間だけが味方だった。味方の多いシャーカが勝ち、この世はシャーカのやるまま、なすままになっていた…。"