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「渡名喜を喰う岩」にも出てくるキッキョー小のこと。キッキョー小とは、字浜の港近くにある岩。高さは3m程度。長いところで7~8mほどあり、昔は鶏の姿をしていたと言う。キッキョーは鶏の鳴き声。津波がよくあったため、この島では豆腐作りには潮水を使うが、その潮水を汲みにメーヌ浜に行ったお婆さん。津波の前にくる引き潮のことを知らず、波にさらわれてしまう。一方、鶏は津波を返すといい、鶏の形をした岩を津波返しの岩と言われている。
粟国の伝説【話者】浜 末吉マツ 【聴取日】昭和55年8月19日 【テーマ】鶏の形をした岩は津波から島を守ってくれているという話
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