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渡名喜を喰う岩 (となきをくういわ)

渡名喜は粟国島南西にあり、粟国島に最も近い島。沖縄各地に村を喰う大蛇の伝説があり、大蛇退治後ようやく村が栄えるようになったと伝える。この話もその系統の伝説と思われる。
昔、浜の港にキッキョー小という鳥の形をした岩があった。そのキッキョーが渡名喜の方を向いて「渡名喜を喰おう」と鳴いて飛ぼうとしていたので、それを渡名喜の人が聞いて飛ばないように括り付けてしまった。

基本情報

カテゴリ 歴史・民話 :民話 時期 新暦:
開催地 発祥時期 時代・年代: 不明  
参考文献 粟国村教育委員会「粟国島の民話」

概要

粟国の伝説
【話者】浜 与那全福
【聴取日】昭和55年8月19日
【テーマ】渡名喜島を喰おうとしている鶏の形をした岩を括りつける話

『民話 』の収蔵品

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