沖縄本島圏のモーイ親方に並ぶ笑話の主人公。渡嘉敷は姓、ペークは士族の位階を示す親雲上のこと。渡嘉敷親雲上は名を兼副といい、渡嘉敷兼倫の三男として1750年に首里赤田に生まれた。王の側近の役人として仕え、鹿児島に派遣されて7年過ごしたこともある。後に中頭の北谷間切桑江に移り、真栄城に姓を改めた。1844年に95歳で亡くなった。
首里に渡嘉敷ペークという人がいて、王様と友達になり、碁を打ったりしていた。王様は、ペークのヒヤヤー、ヒヤヤー、アァヤーという掛け声が面白くて、大変喜んでいた。そんな時、家来たちはペークを呼んで、言葉遣いが悪いと注意をするが。