草原や隣地にもっともふつうにはえ、ときには高山にもはえる。匐枝がなく、多少の株をつくる。茎は高さ5-40㎝、葉は幅1-5mmで鞘は淡色。頂小穂は雄性で、淡緑色、短い柄があって、雌小穂よりも高くないこともある。測小穂は雌性で1-5個つき、球形から短い円柱形まであって長さ5-30㎜。最下の苞は多くは短い鞘があって短い。雌鱗片は淡緑色、先端は短い芒となる。果胞は倒卵形で、長さ1.5-3mm、短い軟毛と脈があり、嘴は直立して短い。4-7月に熟す。形態に変化が多く、北海道~琉球、朝鮮・中国・インド・オーストラリアに分布する。和名は青菅で、全体緑色であるため。