トカラ列島以南のほとんどの島。ほか世界中の熱帯域に広く分布する。一見、ミミズに似ている。体表は鱗で覆われている。腹部の体鱗も背面と同じ形をしており、他のへビ類のそれとは異なる。頭部には、口と退化した小さな目がある。地中性で枯草や枯葉の堆積した下などに穴を掘って生活する。地上に出すと潜ろうとする。動作は敏捷。シロアリなどを好んで食べる。本種は雌だけで単為生殖をすること、地中性であることなど分布を広げるのに好条件を備えている。沖縄諸島では方言で、ジーハブ「地面(地中)にすむハブ」と呼ばれている。猛毒を持つものと恐れられることもあるが、毒は無い。