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旧暦八月十一日 ヨーカビ。この月は妖怪の顕われる月といわれ、十日に魔物や妖怪を除くためシバサシがある。俗に桑の葉三枚とススキを結び付け家の四隅にさす。九、十、十一日の三日間は折目として祖霊を祭る。十一日は衣装晒しといわれている。十日から十五日までは妖怪が顕われるので、集落民は集落はずれの高台の処でこれを見て妖怪火の顕われる家の吉凶をしる徴候としてその家に知らし、祈願させて厄払いをさせる。
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時期 | 旧暦:8月11日 |
開催地 | |
発祥時期 | 時代・年代: 不明 |
参考文献 |
【和訳】八日(魔除けの日)
《沖縄本島》旧暦8月8日から15日ごろにかけて行われるヨーカビーは、厄払いの行事で、その期間は厄日とされ、厄払いの行事が行なわれた。この時期はタマガイ(火の玉)や悪霊がよく出没するといわれ、これらの現象は火事や死など不幸の前兆とされた。戦前まではこの日の夜に、屋根や木の上、集落を見渡せる高い場所に登り、タマガイが上がる家を見張ったという。タマガイが上がった家では死人が出るといわれたのでユタの判断により、厄払いの祈願が行われた。また、子供達もホーチャク(爆竹)を鳴らして厄払いをした。地域によっては、タマガイがはっきり見えると幸運が来るといったり、不幸だけではない意味を伝えることもあるとのこと。