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チョウバン(ちょうばん)

カテゴリ 民俗・文化
調査番号:003-00000029

暮らし(衣・食・住)

チョーバン、トーカチ 正方形の木製で穀物用に使われた。チョーバンは1升枅のことで、5合枅をチーガ、4合枅をムンナン、3合枅をカナブチといった。盛り枅を切るには竹製、木製のトーカチを用いた。米寿の祝いを「トーカチイワイ」というのは、米すなわち八十八を斗掻きならで掻きならすことに縁をつけたものである。チョーバンは、秀吉の定めた京判の枅を島津氏が沖縄にも使用統一させたものであった。

基本情報

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時期 新暦:17世紀、薩摩より伝わった
開催地
発祥時期 時代・年代: 戦後~2000年(1945 ~ 2000年)  
参考文献 粟国村誌

概要

【別名】マーシ、チョーバン
【用途】はかり
【関連する事柄】米寿、米、穀物

“「枡」は「まーし」と言います。ちなみに「まーす」は「塩」ですね。 歴史的には17世紀に琉球を支配した薩摩から入ってきたようです。 同時に、枡に盛った穀類をすり切って平らにする竹でできた「斗掻き(とかき)」棒も伝わったと考えられます。それまでにも八十八歳の祝いは沖縄を含め全国で行われていましたが、近年沖縄で行われている内地式(和琉折衷型)の「米寿」祝いのやり方は、「米」にちなんだ「枡」と「斗掻き」が伝わって後のことだ推察される。 沖縄では八十八の祝いは「トーカチ」と言いますがこれは枡きり棒の「斗掻き」から来ています。「枡」はウチナーグチでは「ちょうばん」と言うのが正しい。

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