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サバニ(刳り舟)(さばに)

カテゴリ 民俗・文化
調査番号:003-00000016

暮らし(衣・食・住)

サバニとは杉板を継ぎ足して造る接船のことである。サバニには幾つかの型があり、チュイヌヤー(長さ約6.2メートル、幅1メートルで内海での漁撈に使用)、イノーアッキサー(長さ約7.6メートル、幅1メートル20センチ、4、5人乗りで内海での追込み漁撈に使用)、フカアッキー(長さ約7メートル、幅約1メートル、2人乗りで遠海に出ていか引きや延縄漁に使用)、アギヤー(長さ8.2メートル、幅1.4メートル、7、8人乗り組み、沖へ出て追い込み(アギヤー)に使用)などがある。かつて糸満の漁夫は、このクリ船を2隻接合し、遠くジャワ近海、南洋あたりまで漁撈に従事したという。推進方法はエークと呼ばれる櫂、四角帆、エンジンの3種類であるが、近年はエンジン推進が主流である。独特な形状をもつエークは漕ぐだけでなく帆走時には舵としても使われる。戦後のエンジンの普及で、伝統的なサバニの帆漕技術は急激に失われつつある。

基本情報

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時期 新暦:
開催地
発祥時期 時代・年代: 不明  
参考文献

概要

【別名】チュイヌヤー、イノーアッキサー
【用途】追い込み漁
【関連する事柄】日行の荷物運搬、追い込み漁、宮古島では通信設備を備えた石垣島までをサバニで漕破し、久松五勇士の活躍が有名である。

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