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ツンベルギア(つんべるぎあ)

カテゴリ 自然
調査番号:005-00000671

植物

キツネノマゴ科ツンベルギア属の総称。多年草または低木でつる性の種類もあり、熱帯アフリカ、マダガスカル島、熱帯アジアに約100種分布する。以下の各種がよく知られる。アラータT. alata Bojerは熱帯アフリカ原産のつる性多年草であるが、春播(ま)きして夏には開花するので、一年草として扱う。葉柄に幅広い翼があるのが特徴である。花は鐘状、花冠は5裂し、橙黄(とうこう)色で中心の筒状部は黒紫色であるが、白色花もある。垣根やグランドカバー、吊(つ)り鉢、行灯(あんどん)仕立てなどに利用する。フラグランスT. fragrans Roxb.は葉はやや多肉質で、葉柄に翼がない。花は白色で径4~5センチメートル、芳香はない。グランディフローラT. grandiflora Roxb.はベンガル地方原産の大形の多年生つる草。秋から冬に総状花序をつくり、青紫色花を開く。白色花の変種がある。ラウリフォーリアT. laurifolia Lindl.は花は前種によく似るが、葉は広披針(こうひしん)形でゲッケイジュの葉に似る。観賞温室などでまれに栽培される。エレクタT. erecta (Benth.) T. Anders.は熱帯西アフリカ原産の低木で、葉腋(ようえき)にらっぱ状の青紫色花を開く。白色花の園芸品種がある。フォーゲリアーナT. vogeliana Benth.はエレクタに形態がよく似るが、葉、花ともにはるかに大きい。一年中開花し、鉢植えにも向く。ツンベルギア属の各種は日当りをよくし、5℃以上で越冬する。繁殖は挿木による。[高林成年]

基本情報

カテゴリ 植物  植物
時期 新暦:
開催地
発祥時期 時代・年代: 不明  
参考文献 琉球植物目録 
日本大百科全書 小学館

概要

【分類】キツネノマゴ科
【学名】Thunbergia affinis S.Moore
 

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