カテゴリ | 自然 |
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常緑性。根茎は長く匍匐し、径約5mm、黄褐色で長さ約2mmの硬毛に密に覆われる。葉柄は長さ30-60㎝、わら色から淡褐色、向軸側に溝があり、溝などに密に毛をつける。葉身は卵状長楕円形から広披針形、鋭尖頭、長さ20-80㎝、幅20-35㎝、2回羽状複生、かための草質で黄緑色。羽片は20対をこえることがあり、大きいものは有柄、三角状狭披針形で、尾状に伸びる先端に向けてしだいに狭くなり、基部はくさび形、長さ20㎝、幅4㎝に達する。羽軸の向軸側は無毛、背軸側には毛がある。小羽片は長楕円形から狭三角状長楕円形、鈍頭かまれにやや鋭頭、基部はくさび形で無柄、長さ2㎝、幅1㎝に達し、羽状に中裂から深裂する。裂片は波状縁、表面は無毛、裏面は葉脈が明瞭に隆起し、その上に粗毛がつく。葉脈の先端は鋸歯の先端に達する。胞子嚢群は辺縁に近くつき、包膜の前縁は裂片の辺縁に届く。包膜は径1mm以下、無毛またはごくまばらに毛がある。染色体数はn=43、2n=84、86の2倍体。プテロシンの類など8種のセスキテルペンが報告されている。本州(千葉県南部・伊豆諸島・伊豆半島から西へかけての海岸沿い)・四国・九州・琉球・小笠原で、海岸近くの山地や原野に生育し、ヒマラヤ・スリランカからポリネシアにかけての旧世界の熱帯・亜熱帯に広く分布する。和名は石カグマで、カグマはシダの古名の一つ。石がごろごろあるところに生えるシダの意であろう。
カテゴリ | 植物 植物 |
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時期 | 新暦: |
開催地 | |
発祥時期 | 時代・年代: 不明 |
参考文献 |
琉球植物目録 日本の野生植物 シダ |
【分類】イノモトソウ科
【学名】Microlepia strigosa (Thunb) Presl
【分布】本州(千葉県南部・伊豆諸島・伊豆半島から西へかけての海岸沿い)・四国・九州・琉球・小笠原、ヒマラヤ・スリランカからポリネシアにかけての旧世界の熱帯・亜熱帯