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ユリ科の多年草。ネギの変種とされる。シベリア地方原産で、日本には5世紀ころには渡来して栽培されていたらしい。江戸時代にはすでに冬の野菜として名が知られ、冬葱(ふゆねぎ)ともよばれていた。ネギより小形で、高さ30センチメートルほど、細く、何本も群がって株をなす。地下の鱗茎(りんけい)は長卵形で、表面の古い鱗葉は黄赤褐色となっている。葉は夏に枯れて鱗茎は休眠する。掘り上げて陰干ししておき、秋口に鱗茎を1個ずつ離して畑に植え付ける。ただちに発芽して冬の間に新しい葉が伸び、鱗茎は数個ときに30個ほどにも殖える。3~4月になって成長したものも食べられるが、普通は土寄せして軟白させ、香気と柔らかさを保つくふうをする。ネギと違って花茎を出すことはまれである。[星川清親]
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時期 | 新暦: |
開催地 | |
発祥時期 | 時代・年代: 不明 |
参考文献 |
琉球植物目録 日本大百科全書 小学館 |
【分類】ユリ科
【学名】Allium fistulosum L. var. caespitosum Makino