カテゴリ | 民俗・文化 |
---|
出産はジル(地炉)が近くにある裏座で行われ、産室には魔除けとして、綱を張り巡らしていたという。昔は産婆がヘソを木綿糸などで結び、剃刀で切り、1週間後、ヘソが脱落したら菌が入らないように消毒、その後テンカフをつけた。産水は、東はハンガー、西はヤマトガー、浜は上ノカーから汲む。生後1週間は産婆が沐浴をし、魔除けとして鍋のススを子どもの額に付けた。胚盤は家の後ろの軒下に埋めた。子どもは吉日を選んで家から出していた。
カテゴリ | 風俗 風俗 |
---|---|
時期 | 新暦: |
開催地 | |
発祥時期 | 時代・年代: 不明 |
参考文献 |
粟国村誌 |
昔の出産は命懸けで、産室の魔除けや子どもの額にススをつけるなど、ここにも魔除けやおまじないが用いられている。