粟国アーカイブス　粟国島の魅力と歴史を学ぼう！

バケイスゲ（ばけいすげ）

植物

根茎は短く密に叢生する。基部の鞘は黒褐色で古くなると著しく繊維に分解する。葉は有花茎よりも高くなり、幅2～5ｍｍ、やや平滑。有花茎は高さ30～60㎝。頂小穂は雄性、線形、長さ4～10㎝、幅2～3㎜。側小穂は2～4個、たがいに離れてつき、雌性、長さ2～4㎝、幅3～4㎜。苞は有鞘、葉身は刺状で短いが、下方のものでまれに小穂よりも長いことがある。雄鱗片は卵形で鋭頭、縁は暗褐色で中肋付近は広く淡色。雌鱗片は褐色、卵形で鋭尖頭ときに短芒端、長さ3～4㎜。果胞は鱗片よりも長く、長楕円形、長さ3.5～4.5㎜、緑色、多数の脈があり有毛、先は短い嘴となり、口部は鋭2歯。痩果は倒卵状楕円形でやや扁平な3稜形、長さ3～3.5㎜、基部はしだいに狭まって長さ0.5～1㎜の柄となる。柱頭は3岐。

カテゴリ	植物 　植物
時期	新暦：
開催地
発祥時期	時代・年代： 不明
参考文献	琉球植物目録 ネイチャーガイド　日本のスゲ

【分類】カヤツリグサ科
【学名】Carex warburgiana Kukenth.