ブックタイトル広報あぐに29号

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概要

広報あぐに29号

の製糖工場では処理できなく、それに対応すべく、処理能力3千トンの製糖工場を21年度から着手しており、平成22年度の製糖時期には間に合わすようにすすめますが、年度末近くの完成になった場合には残念ではありますが、試験操業のみにとどまり、実質現工場体制による操業となります。次に、本村の畜産業は畜産農家17名でありますが今後は村民牧場との連携が必要だと思われます。また、昨年度より月1回ではありますが、獣医師の先生が来島し畜産農家を指導しながら牛の状態もみてもらっているところです。今後の頭数の増は無論、品質の向上も期待しているところです。次に、水産業につきましては、魚の加工施設(とび吉)、製氷・貯氷施設も完成し、漁港の整備も順調に進んでいるところです。また、水産物加工施設(とび吉)の職員2名分の賃金をふるさと雇用再生特例交付金を活用して村から出しているところでございます。今後とも後継者の育成も念頭に、漁業従事者の皆様の安定した収入が確保できるよう様々な側面からの支援をする所存でござます。本村の自然風土は、村民の健康な暮らしやレクリエーション活動等に最適な条件であり、来訪者にとっても島を印象づける大切な要素です。今後は、島の自然や伝統文化等の再認識のもと、若い世代や新たな移住者による自然風土になじんだ観光や特産品の開発、地域資源を活かした新たな産業の振興など、地域の活力を高めていく必要があります。その資源を将来に向けて守り活かし、島の活性化を図るため、平成21年度予算でビジターセンターを離島振興総合センターの北側に現在建築中でございます。また、平成22年度中には新たに体験工房施設を作る予定で予算計上していますのでよろしくお願いします。今後はこの施設を有効に活用するために、粟国村観光協会を設立し本村の観光振興を図っていきたいと思います。次に、環境美化については、毎月第4日曜日に、全村民に呼びかけ村内一斉清掃活動を行っているところですが今後も継続して行いたいと思います。今後は観光産業振興のために、ウーグ一帯の整備とマハナ一帯の整備を計画的に行いたいと思います。そのほかにも、特に今年度は海岸への漂着ゴミについて、小型焼却炉を設置し焼却処分していきたいと思います。ひとづくりは、地域活性化やむらづくり等多面的な場において最も根幹的な課題だと言われています。その意味では、人材の果たす役割はきわめて大きいものがあります。次に、学校教育は、幼児児童生徒の人格の完成をめざし、社会の形成者としての育成を図る上からその充実・発展は不可欠であります。改訂教育基本法の教育の目的は、「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない」とあり、本村における教育も、その具現化に努めなければならない。本来、教育は個人の豊かさや社会生活だけでなく、社会全体の活性化を実現するものであります。子どもたちが生まれてから社会に出るまで切れ目なく、学びや育ちを支援していくことが重要です。次世代を担う子どもたちの成長を支援し、成長した子どもの社会を支える体制が必要です。「人材を以て資源となす」ように人材育成とその環境づくりは、最も重要であります。長岡藩における「米百俵」の精神を以て、教育への取組が一歩たりとも後退しないよう従前にも増して取り組んでいく所存です。国際化、情報化の進む21世紀を生きる子どもたちの情報活用力や情報化社会に参画する態度の育成も重要になってきます。教育の情報化のもと、インターネット、「電子黒板」の導入、校内ランの設置、パソコン等、時代のニーズに即したICTの整備を進めております。国際化に関しても国際交流事業やホームステイをとおして、創造性、国際性に富む人材育成に努めてまいります。ハード面においても、今年度は幼稚園と小中学校、の校舎立替え予定で予算計上しております。平成22年度の幼児児童生徒数は、幼稚園10人、小学校54人、中学校28人の計92人で、ほぼ横ばい状態です。教育改革に伴い、学習指導要領が改訂され、従来の「生きる力」の基に、知識、技能の習得と思考力、判断力、国際化・情報化に対応した教育・文化の向上について環境を保全し調和のとれた村づくり平成22年5月号(4)あぐに