ブックタイトル広報あぐに29号
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広報あぐに29号
本日ここに、平成22年第2回粟国村議会定例会の開会に当たり、私の村政運営に対する基本姿勢と所信の一端を申し上げ、村民の皆さん並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。私は、村長として就任以来、各方面からの温かいご指導、ご助言をいただきながら、村政運営の重責を担って参りました。活力に満ちた地域社会を実現するために、地域の誇りや伝統、文化などをしっかりと守り育てていくことが肝要であり、むらの風土など独自の個性を大切にしながら、新たな視点に立って自立したむらづくりをいかに推進していくかが重要だと考えています。私はかねてより資源の少ない小さい島は人づくりしかなく、人材育成こそ地域活性化の要だという考えの基に諸施策を推進してまいりましたが、その一環として今年度は幼稚園舎・小中学校舎の改築を行い教育環境の整備に力を注ぎます。ところで、去年は米国史上初のアフリカ系黒人のオバマ大統領が誕生し、国内においては衆議院総選挙で今まで長い間続いてきた自民党政権から民主党政権へ交代するという歴史的変革の真っ直中にあります。新しく政権の座に着いた民主党政権は、脱官僚を旗印に事業仕分けという手法の元に予算の無駄遣いを洗い出しています。この手法には賛否が分かれていますが、予算のあり方が国民の目にふれる場所で議論されることに好意的な国民が多いようです。国づくり同様、村づくりは、一朝一夕になるものではありませんが予算編成時には、いかに無駄を省き、なおかつ村民の皆様が安全で安心して住むことが出来る村づくりをしていく事に苦労があると考えます。そうした観点から、生活環境整備などのインフラ整備は完了していますので、今後は施設の維持・管理を適切に図りながら集落環境の更なる向上に努めて参ります。次に、外海が運航可能にもかかわらず、粟国港湾内のうねりが原因で欠航が相次いでいる。粟国港の改修についても、現在国や県に早急な対策をお願いしているところでございます。また、計画的で総合的な村づくりの為に、住民参画と協働のもとに5回のむらづくり村民会議・2回の策定幹事会・2回の審議会を開催し3月2日に粟国村総合計画審議会の会長から答申を受けけ第3次粟国村総合計画(素案)を今議会に提案していますのでよろしくお願い致します。私は就任当初からあらゆる機会を通じて村民からの意見を村政に反映させる一方で、様々な行政課題、事業を展開するためには、何と言っても健全財政の維持が基本であると肝に銘じて参りました。幸いにも当村の財政運営は良好に推移しております。今後も不断の行財政改革を行いながら、村民の安心安全をはじめ、人材育成・産業の振興・環境対策など真に必要な事業には果敢に取り組み、行財政運営にメリハリをつけながら「豊かで活力に満ちたむらづくり」を目標に村政運営に取り組んで参ります。次に、平成22年度予算について説明致します。となっております。行財政改革による財政健全化についてでありますが、本村の財政事情も平成16年度からの地方交付税の増額により良好に推移していますが、一方では、赤字補填のため特別会計への繰り出しで平成二十二年度(二〇一〇年度)施政方針一般会計1,547,064千円国民健康保険特別会計140,892千円老人保健特別会計88千円航路事業特別会計329,163千円簡易水道事業特別会計72,675千円農業集落排水事業特別会計17,607千円村民牧場事業特別会計10,504千円後期高齢者医療特別会計14,987千円特別会計合計585,916千円行財政改革による財政健全化について平成22年5月号(2)あぐに