ブックタイトル広報あぐに26号

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概要

広報あぐに26号

爽秋号(4)平成20年広報あぐに学校教育の充実・強化の面については、近年、少子、高齢化等社会のさまざまな面での変化が急速に進んでいます。そのような中、子どもに対する教育の充実を優先していくことが求められています。こうした教育に対する社会の二廴スに的確に対応していくためには、学校と地域・行政が連携協力を密にする必要があります。私たちの島は、これまで教育界をはじめあらゆるところに多くの人材を輩出してきました。これといった資源のない小さな島の本村に求められているのは、人づくりだと思っています。「人材を以て資源となす」といわれているように、私は人づくりこそ、村づくりであるという強い信念の下で、村政運営に当たっていく所存であります。保健、医療につきましては、全ての人々が、いかに安全で安心して暮らせるかという地域保健・医療の基本をふまえ、関係機関の協力のもとで地域医療、保健体制の強化等を通して、心とからだの健康づくりを推進致します。福祉事業につきましては、国の地方分権や三位一体の改革により財源移譲される事業が増えておりますが、そのような財政状況下においても、村民への温もりのある村づくりのため、次世代育成支援・高齢者支援・障害者自立支援をけじめ、村民のニーズにあった施策を展開し、平等に、健康で、生きがいをもって安心して暮らせる温もりのある村づくりに努めます。老人福祉につきましては、高齢者が住みなれた村で、自立・安心して暮らしていけるような村づくりを推進し、施設・在宅福祉サ・Iビスの充実を図るとともに多様化する高齢者ニーズに応えるため努力していく所存であります。以上、行政改革、社会基盤の整備、教育・文化の向上、温もりのある村づくりなど公約の柱になる事項について、所信の一端を申し上げましたが。地方自治体を取り巻く行財政環境は一段と厳しくなっています。21世紀は、地方分権の時代といわれており、行政の仕組みも大きな変革期を迎えています。従来の手法では、到底乗り切ることは出来ません。従ってこれからの行政運営は時代の変化に即応し、自らの創意工夫を持って取り組み「自らの問題は自ら解決する」という自治体としての能力が問われる時代になっています。そのためには、行政にあっても自ら政策形成能力の向上を図り、さらに村民自ら責任と主体性をもって村づくりへの参画をすることが求められています。私も村民の先頭に立ち、この新たな時代を切り開いていきたいと思います。他にも農林水産業の振興、環境美化、各種団体の育成など取り組むべき課題は山積しています。個々の課題解決にあたっては、一つ一つ対応して行きたいと思います。私か村民に約束してきた政治公約については、私の考えている村づくりに対する思いを全職員に伝え、確認・検証しながら進めていく予定であります。地方分権の本格的な推進、道州制論議の活発化、情報化、少子高齢化の進展など急速に時代が変化する中で、私は全職員の英知を結集し「豊かで活力に満ちた村づくり」の実現を目指し強い意志と決断をもって村政運営に取り組んでまいりたいと考えております。以上、村政運営にあだっての、私の所信の一端を申し上げて参りましたが、なにとぞ議員各位、村民の皆様におかれましては、格段のご協力を賜りますようお願い申し上げます。平成20年9月25日粟国村長新城静喜掲載文は、平成20年第5回粟国村定例議会における発表をそのまま掲載しています。健やかで安心して暮らせる温もりのある村づくりについて