ブックタイトル広報あぐに17号

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概要

広報あぐに17号

広報あぐに平成15年秋季号保健師だよりお酒、飲みすぎていませんか?《沈黙の臓器たちが悲鳴!》あなたが気分にまかせて飲み、そのまま眠るとします。しかし、肝臓はその後も夜を徹して黙々と働かなければなりません。あなたがビール大ビン3本飲めば、肝臓は9時間働きづめになります。それが、1日2日ならばいいですが、毎日毎日、しかも何年にもわたって続けば、肝臓に異常が生ずるのは当然でしょう。しかし、肝臓の悲鳴は人間には聞こえません。肝臓が何かの兆候を示し出した時では実は遅いのです。何らかの障害を起こしていることが多いのです。「沈黙の臓器」と呼ばれるゆえんです。肝硬変までの過程を簡単にみてみましょう。肝臓がアルコールを分解する際、脂肪が合成されます。大量に飲み続けていると、肝細胞の中に脂肪が沈着して脂肪肝になってしまいます。これでも問題であるのに、さらに飲み続けると、アルコール性肝炎、そして終着駅は肝臓が機能を十分に果たせなくなる肝硬変です。その駅まで行ってみたいですか?《週に2日の休肝日が鉄則》週に2日くらいは飲まない日(休肝日)をつくり、働きものに休息を与えましょう。あなたと一生を共にする大切な臓器なのですから、心配りは当然のことです。心配りといえば、年に1?2回は臓器の健康診断を受けるようにしたいものです。今年を9月に住民検診がありましたが、みなさん受けましたか?受けた方は検診結果を見てください。異常が無ければ一安心、万一、異常があれば早期発見ということで、大事に至る前に手を打てることになります。受けていない方は次回、受けるようにしてください。特に30歳を超えたら、お酒を飲む、飲まないを問わず受診しましょう、家族のためにも。そもそも「肝」という字の「干(かん)」は、”大もと”の意味を持ちます。大切にしてあげてください。☆粟国断酒会☆今年8月に400回目を数えた断酒会も今年で20周年を迎えました。これは、沖縄県で2番目に古い歴史をもっています。現在、メンバーは3名で構成されて、毎月2回、「断酒会の歌」「誓いの言葉」「体験談」「ゲートボール」等を通してメンバーみんなで一体感をもち、断酒継続を目標に活動しています。みなさんの中でも「断酒したい」「アルコールのことで悩んでいる」等アルコールについて考えている方いませんか?一度、断酒会に参加してみてください。メンバー・スタッフ一同お持ちしています。毎月第2・4火曜日午後7~9時(変更の場合あり)離島総合センターホール会費¥200問い合わせ988-2578末吉保信9