ブックタイトル広報あぐに16号

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概要

広報あぐに16号

・広報あぐに平成1 5年7月SARSは、どんな病気?QAAAAQQ COLUMN Q14SARSが日本で発生したら、どんな治療をするのですか?WHO(世界保健機関)の報告でも、SARSには抗生物質は効かない幸いにもいまのところ、日本での発症SARSの症状は、38度以上の高熱、痰を伴わない咳や呼吸困難です。また胸部レントゲン写真で肺炎の所見がみられます。一般の人も、疾患の発生と対応方針を毎日更新しているWHOのホームページで情報が得られます(注:厚生労働省ホームページがらリンクされています)。そのほか、複数の国の公衆衛生局や団体がホームページを立ち上げて情報を提供しているので、正しい情報を得ることも大切です。すぐに医療機関に行くのではなく、まず電話で症状を医療機関に連絡しましょう。診察の結果、SARSの疑いがあった場合は、各都道府県の専門病院で治療を受けることになります。そのほかに、頭痛、筋肉のこわばり、食欲不振、全身倦怠感、意識混濁、発疹、下痢などの症状がみられることがあります。症・状38度以上の高熱・痰を伴わない咳・呼吸困難・増加の報告はありません(5月13日現在)が、グローバルないまの時代、いつ諸外国からの感染者がウイルスを持ち込むかわかりません。政府は、万一に備えて、SARSを感染症法の「新感染症」として取り扱うことに決定。必要な医療を速やかに提供できるよう、都道府県に対して行動計画をつくるなど体制の整備を要請しています。また、主な検疫所でサーモスタットを採用したり、港でも乗客・乗員について健康状態確認を行うなど検疫体制を強化しており、検疫所などの職員に対しても、旅行者などからの2次感染を防ぐための予防措置をとるなど、厳重な注意を行っています。結核を除く感染症の発生やまん延の予防、感染者に対する医療措置について定めた法律。かつて日本の感染症対策は「伝染病予防法」「性病予防法」「エイズ予防法」に基づいていたが、未知の感染症への備えや患者の人権尊重に配慮して、三法を一本化する形で1999年に施行された。施行以来、感染症法で定めた「新感染症」として取り扱われる感染症は、SARSが初めて。感染症法とほとされています。現時点での治療としては、陰圧室など防護体制の整った医療機関での対症療法が中心となります。適切な保存的治療によって症状が軽くなり、集中治療室から一般の病室に移ることができた患者さんもいます。それに、世界各国の研究が進み、いずれ、SARSに適した抗ウイルス剤や人工的に抗体をつくるワクチンも開発されるでしょう。日本に上陸する恐れはないのですか?SARSにかかるとどんな症状になるのですか?一般の人でもSARSの最新情報を知ることができますか?上のような症状が現れたときは…予防法手洗いの徹底とマスクの使用現時点での適切な薬剤はない治療法→