ブックタイトル広報あぐに13号

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概要

広報あぐに13号

●広報あぐに平成13年6月・7月用者の方々に大変ご迷惑をおかけしている次第です。このようなことから、四五〇トン級の大型で近代的な新船の建造が緊急課題とされています。また、大型フェリーの就航に伴い粟国港の拡張整備が必要となります。新船建造と港湾拡張につきましては、再三、国、県に要請してきましたところ、今年二月上旬、粟国港の拡張整備については、平成十三年から平成十四年度継続事業として整備する旨連絡を受けました。後は、泊港の管理者である那覇市との調整を残すだけであり、渾身の力を振り絞って事に処する考えです。3空路について琉球エアーコミユニケーターでは、平成十一年十一月十一日より十九人乗りが廃止となり、現在九人乗りが毎日六便運航していますが、多くの利用者の方々から三十七人乗りの飛行機の就航を希望する声があります。そのためには、空港拡張が不可欠な条件となり、村としても、地域の皆様のご理解とご協力を頂きながら、拡張整備について進めて参りたいと考えております。今現在は、どのような方法になるか調査中であります。七、福祉の村づくりについて平成十年十二月小規模特別養護老人ホームが開園し、高齢者の方々が自分の生まれ育った島で安心して生活できる体制が整いました。また、介護保険制度が導入されたことにより、高齢者比率が高い本村にとりましては、大変厳しいものがありますが、介護保険制度の趣旨に基づいて、利用する方々が安心してサービスを受けられるよう村民一体となって、諸問題に対処していきたいと考えています。八、教育教育改革の進む中で、地方の教育は地方の責任と、力と知恵が問われる厳しい時代を向かえております。二十一世紀の情報通信技術の時代に向け、平成十年度より、教育用コンピュータを中学校に導入し、更に、小学校においても教育用コンピュータを導入して、児童・生徒が、自ら復習活動が出来るようになり、達成度テストの結果でも大きく成果が表れているとの報告を受けております。また、社会教育の一環として、広く村民の皆様に情報通信技術をご理解いただくため、パソコン講座を開設し、継続することにいたしております。平成十三年度におきましても、小学校教育用コンピュータを増設し、小学校のころから、コンピュータになじんで行けるよう努めてまいります。教育施設、教育環境の整備によって、こども達がこの学校で学んで良かった、この島で育って良かったと言えるよう、また、これまで以上に郷土を愛し、二十一世紀の国際社会に貢献できる人材育成に務めます。終わりに平成十三年度の村政運営に関する基本的な考え方と諸施策の一端を申し述べて参りましたが、予算の執行をけじめ、本村が抱える様々な課題を解決するため、今後とも全職員一丸となって取り組んで参ります。つきましては、村民の皆様をけじめ、議員の皆様のより一層のご協力とご支援を御願い申し上げ、施政方針とします。平成十三年三月十二日粟国村長新里政雄