ブックタイトル広報あぐに13号
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広報あぐに13号
●広報あぐに平成13年6月・7月ご存知ですか!字西上寺角原のNTT鉄塔付近にちょっと変わった構築物があるのを皆さんご存知でしょうかこ。れは、独立行政法人通信総合研究所がサンゴ虫の生態研究等を含めた沖縄本島西方海域の海流観測のため設置した短波海洋レーダーです。簡単な仕組みを説明すると、レーダー波を海面に照射して返ってくる反射波を解析することによって、波の高さや海流の向き、速さ、海上風の方向等のデーターが得られるという、従来の船やブイによる計測に代わるものとして実用化が進められているものです。去年に引き続き、今年も五月後半から七月中旬頃まで観測は続けられるようです。なお、付近で親ヤギを係留する場合は、子ヤギが観測所内のアンテナに絡まり怪我をする危険性があるので距離を十分取るよう注意して下さい。短波海洋レーダーリレーエッセイつれづれ♪あおき海原はて遠く::粟国小中学校の校歌の一番の出だしです。じ成で島から出るとき何とも思わなかった校歌、島の外でも特に島への思いもこれといってなくただ精一杯に都会の生活にすがっていました。偶然か、必然か、この島へ帰ることを決めてから必死になって島のことを調べました。本屋や図書館、テレビ会社ある時は新聞社へ電話もかけたりしたこともありました。でも、調べれば結果は出るだろうという思いはことごとくうち砕かれたまま、島に戻ってきました。ひさしぶりの島は変わってました。実際島に戻りすごい速さで変わっていく島にゆっくり見つめる余裕はありませんでしたが、そんな中、映画の撮影が行われていました。そう、「ナビイの恋」です。「ナビイの恋」がどれほど有名になったかは周知のことですから省きますが、おかげて島外からの旅人が増えてきました。当然、旅人達は島のこと、映画のことをこと緇かくきいてきます。島に今までにないことが起き始めました。それをヨシとする人、ダメだと言う人と様々でしょうが、私はいい機会だと思います。かって15歳で島から離れ、振り返ることもなかなかせず島を知っているようで知らない自分だからです。NHKの朝のドラマ「ちゅらさん」で「島が一番といえるのは島から離れ振り返ったときに本当に一番といえる」・・という感じの出演者のセリフがありました。島のほとんどの人が都会の生活を経験しているし、子ども達もいずれそうなるでしょう。大人にはこの島のなにが一番か答えられますか。緊張させられる質問でしょうが、「ナビイの恋」はそれを考えさせてくれる機会づくりをしてくれたと思います。いずれ島を出る子ども達が都会で生きていくときに、島の一番がその支えとなるでしょう。島の一番を見つけようとしたらきっと路傍の小石でさえいとおしく思えてくるでしょう。せっかく島で暮らしているのだから、大の粟国ファン、粟国通になってはどうでしょうか。Uターンしてきた粟国の青年11