ブックタイトル広報あぐに10号

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概要

広報あぐに10号

はじめに、平成十二年第三回粟国村定例議会を開催するにあたり、平成十二年度一般会計予算案をはじめ、諸議案の説明を申し上げます前に、平成十二年度の村政運営にあたっての所信の一端を申し述べ議員各位並びに、村民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。私は平成四年八月村長に就任以来今日まで、村民と共にそして村民のための村政を心掛けてまいりました。また二十一世紀の新しい時代に向けて自立発展の磯を築き「豊かで潤いのある文化村福祉の村」づくりを基本理念として村政を進めてまいりました。平成十一年七月十六日地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律が公布され、本年四月一日から施行されることになりました。また急速な高齢化社会の進展とともに、介護の問題が大きく取り上げられ、本年四月一日から介護保険制度が実施されることのなりました。この制度は介護を家族だけでなく社会全体で支え合い、利用者の希望を尊重した総合的なサービスが受けられることを目的としております。高齢者が全国的に見ましても多い本村においては、大変厳しい事も予想されますが、高齢者の方々が安心して生活できる福祉の村づくりを進めていくためには、村民が一体となって取り組んで行かなければならないと考えています。これから新しい分権の時代に向けて、私たちは村の特色を生かしながら自主性自立性を高めながら、「豊かで潤いのある村」づくりを進めてまいりたいと考えております。議会並びに村民の皆様のご理解とご協力を頂きながら津身の力を傾注してまいりたいと考えております。農業の振興水産業の振興について畜産業の振興について観光産業豊かで潤いのある村作りを進めていくためには、村民が一体となって、村を良くしていくという信念を持って努力することが大切であります。そのためには、村の(1)(1)(2)(3)一、豊かで潤いのある村づくり二、観光産業の振興と特産品の開発特性を生かした産業の振興を図って行かなければなりません。これまで整備された農地を、目的意識を持って有効に活用していかなければなりません。農業経営の近代化、合理化を図り農家の安定した所得の向上を図っていくと同時に後継者育成にも取り組まなければなりません。止する状況でありました。村としましては、議会並びに村民の皆様のご理解とご協力を頂きながら、平成九年六月から村営牧場として経営しております。現在、母牛二十八頭、飼育牛八頭、子牛十八頭、計五十四頭飼育しておりますが、そのうち大分牛を二十頭飼育しております。また心配された草も豊富にあり、ソテツの繁殖も良いようであります。これから牛舎からでる糞尿など活用した堆肥生産にも力を入れて、経営の合理化を図っていきたいと考えているところであります。本村は、県都那覇の北西約六○キロの洋上に位置し、マハナ展望台からは東に伊江島、沖縄本島、南に慶良間諸島、渡名喜島、西に久米島を眺めることができます。珊瑚礁の海に固まれ、島の西端筆ん岬は眺めも広く、観光の名所となっています。平成十一年度風力発電施設が建設されていることから周辺地域を公園として早急に整備する必要があります。島の東側は白い砂浜が続き海水浴場として、広く利用されております。背後には村指定の天然記念物モンパの群落や保安林地帯となっております。保安林地帯は、海平成三年度県の第一種漁港として整備が進められている漁港が今だに完成しておりません。村としましても早急に整備が完成するようにお願いしているところであります。本村は、周囲を海に固まれた絶好の漁場があります。「豊かで潤いのある村」づくりを進めていくためには、農業と共に漁業の振興を図っていかなければなりません。高齢者が多い漁業を活性化するためには若い後継者の育成は緊急を要する問題であります。若者定住促進条例も制定していますので、有効に活用していただきたいと考えております。村の特性を生かした産業の振興を図っていくためには、畜産業の振興を図っていかなければなりません。本村の畜産業はこれまで高齢者が多く、個人の飼育頭数も少なく、又高齢者が年々畜産業を廃