ブックタイトル広報あぐに7号

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概要

広報あぐに7号

広報あぐに(平成7年5月号)●村には診療所はありますが老人ホームや病院がないため、風邪などで体調を壊すとすぐ那覇に出なければなりません。また一人暮らしの高齢者も多く、毎日が不安な状態での生活を余儀なくされている状況であります。これまで村のため、社会のためにご苦労なされた高齢者の方々が、自分の生まれ育ったふるさと「粟国」で、老後を安心して生活できる小規模特別老人ホームの建設を早急にしなければならないと考えている次第であります。七、生活環境の整備について生活環境の整備は「豊かで潤いのある文化村」づくりの基本条件であります。近年、村民の生活環境の多様化に伴い、環境衛生面でも様々な対応が求められていますし平成三年度焼却炉の建設により、燃えるゴミについては焼却しておりますが、産業廃棄物については処理施設がなく、村民に多大なご迷惑をおかけしております。産業廃棄物処理施設の用地の確保次第、対処してまいりたいと考えております。下水道処理施設の整備については、本村は整備されておらず、村民に多人なご迷惑をおかけしている次第であります。現在、平成八年度採択に向けて事業を進めているところであります。下水道処理施設が整備されますと地下水の浄化、海浜の浄化など海岸海域の汚染防止等の効果が期時され、また浄化された下水は農業川水として充分活川できますので夏場の農業川水不足に充分対応できるものと確信するものであります。八、海上交通について本村において島外との交通を確保することは村民生活の利便性の向上、村産業の振興、離島苦解消に向けたもっとも基本的な地域課題であります。現在、本村と那覇市を結ぶ交通手段として、船舶と航空機による方法がありますが、その中の海上交通は村民の生活物質、生産資材及び村の産物等の搬出など本村にとって必要不可欠な命のパイプとして存在するものであります。二十一世紀の豊かで潤いのある村づくりを進めていくためには、なんといたしましても海上交通に頼らざるをえません。そのためにはフェリーの大型化、高速化が要求されます。現在就航しています「フェリーあぐに」は、昭和五十九年四月に就航して以来すでに十一年になりますので、早期に代船フェリー建設計画をしなければならないと考えております。また、運航システムの改善については現在の運航が不定期になっているため、利用者に人変ご迷惑をかけております。4