ブックタイトル広報あぐに7号
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広報あぐに7号
●広報あぐに(平成7年5月号)平成7年度施政方針二十一世紀を展望した「豊かで潤いのある文化村」づくりを目指す。平成七年第二回粟国村議会定例会が三月十日に開かれました。定例会では、村当局から提案された二十件の議案審議、及び一般質問が行なわれました。また、新里政雄村長は、開会に当たり平成七年度の施政方針演説を行ない、主要施策等の所信を表明しました。以下、その全文を掲載します。-はじめに本日ここに、平成七年第二回粟国村定例議会を開催するにあたり、平成七年度一般会計予算案をはじめ諸議案の説明を申し上げるまえに、平成七年度の村政運営にあたっての所信の一端を申し上げ、議員各位及び村民皆様のなお一層のご理解とご協力を賜りたいと存じます。私は、平成四年八月村長に就任以来、今日まで「豊かで潤いのある文化村」づくりを基本理念といたしまして議会並びに村民皆様のご理解とご協力を頂きながら、二十一世紀に向けて村政発展の基礎づくりと、住民福祉、産業の振興、生活環境の整備に努めてまいりました。平成七年度は、第三次沖縄振興開発計画の四年目にあたり、二十一世紀の新しい時代に向けて、自立発展の礎を築いていかなければならない重要な時期であります。島に生きる者は、すべてが一つの運命共同体の中で生活しております。「豊かで潤いのある文化村」づくりを進めていくためには行政、議会、農協、漁協並びに各種団体、村民それぞれの役割を充分認識し、一体となって行動を起こすことが何よりも必要であります。財政事情は年々厳しくなっています。このような中にあって地方交付税、高率補助等の見直しなど貧弱な財政を抱える末端行政区においては大変厳しいものがあります。限られた財源の中にありましても旺盛な需要を必要とする本村でありますので、効率的な諸施策を推進し、二十一世紀を展望し「豊かで潤いのある文化村」づくりを進めていきたいと思います。二、主要施策1農業基盤整備について皆様もご案内のとおり、本村の農地は細分化されて農道は皆無に等しく、そのままの状態では機械を活用した農業経営は困難であります。「豊かで潤いのある文化村」づくりを進めていくためには農業の振興を図り、農家所得を安定したものにしていかなければなりません。そのためには今後とも積極的に土地改良事業を進めていかなければなりません。1