ブックタイトル広報あぐに2号
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広報あぐに2号
昭和56年3月1日粟国村広報(第2号)地積境界測量調査並びに所有者不明土地の説明会に因んで………私達郷土における土地の現状は、戦時中の罹炎により焼却粉失したため、戦後、米軍の布令によって地籍図が作成されたものの、地籍の相異、所有者不明等があり、土地行政に大きな支障を来たしているのが現状であります。このような難問題の解決と土地行政の円滑化を図り、立遅れている諸行政を推進し「明るく豊かな村づくり」の基礎づくりに活用すべく土地調査事務局並びに県管財課担当官の積極的なご協力を頂き去る五十五年十月十九日と十二月十三日に大阪、那覇においてそれぞれ説明会を催しました処、地主多数の方々がご出席、建設的ご意見も続出、盛大裡に終了いたしましたがこの催しを繰返し実施する事によって、このような難問題が解決し、近い将来において全地主のご理解とご賛同を仰ぎ、更に国県にご援助を訴え、近代農村として是非為さねばならない大事業の基盤整備、農業改良事業等々、活気ある村起し事業が除々に進められ、私達の郷土に近代化農業が推進され農村として永遠の繁栄が約束されるものと確信するものであります。国県においては策二次振興計画が進められております。土地行政の改革に遅れると我が郷土の振興はいよいよ深刻な問題になります。私共は村起しのためこの説明会を更に繰返しながら皆様のご理解とご協力を仰ぎ、郷土の振興に全力を挙げて努力する所存でありますので旧に倍してご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。昭和五十六年一月粟国村役場経済課