ブックタイトル広報あぐに1号

概要

広報あぐに1号

昭和55年10月15日粟国発刊のことば村広報発刊に想う粟国村長城間善功粟国村議会議長玉寄栄一秋涼の候、村民の皆様には益々御壮健の事とお喜び申し上げます。この度、永年の宿願でありました村広報を発刊するに当り一言ご挨拶を申し上げます。さて、1980年代の幕明けの国際情勢はいよいよこんとんとし中近東における内乱は石油危機に輪を拡げ、石油の量的不安定と価格の不透明さは益々度を深め、エネルギー節減問題と、高価格時代の到来は必至であります。このようなきびしい国際情勢の中に国の財政難は、私達末端行政にも直接又は間接に、その影響が懸念されるものであります80年代は地方の時代であるとは言われながら、私達は貧しい財政を基に、開発事業はどのように計画され、どの位の規模の予算で執行されているのか、村民全体が熟知し、視野を拡め、豊かな村づくりのために更に知識を磨き、その意を尊重し、常に親睦を深め、和を重んじ、協力し合って村起しのために立上がらなければなりません。私達の村起し事業は、何を先に進めるかではございません。農漁業の振興、環境衛生の整備、観光産業の推進、福祉事業の拡大、海、空便の確保等々、何れも優先される事業であります長期的計画で行う事業、短期に施工すべき事業、いろいろございますが、現実をふまえながら、一つびとつ着実に実行する事が大事な要件かと考えます。されども、どのような事業を推進するにも村民のご理解と、暖いご協力は何事にも替えられない絶体条件でございます。そのご協力を仰ぎながら、皆さんと共々に村政を行って参りたいと存じます。広報によって、村内の皆様には直接に、村外の方には間接に粟国村政の在り方、進め方を見聞して頂くこの役割りは多大なものであると信じて発刊いたします。よろしくご愛読を賜り、粟国村発展のため、この広報を有意義なものにして下さいますよう念じております。尚、建設的なご意見など賜りますれば、村政をお預りするものにとって誠に幸いに存じます。終りに村民の皆様。在那覇、在阪の皆様のご健康と、ご多幸を祈念いたしながら発刊のことばといたします。永年の宿願であった村広報を発刊するに当り心から敬意を表しおよろこび申し上げます。国際情勢の緊迫する中で国の財政的、外交政策は苦難な道を辿っている。国会においては国債問題、増税問題が論争の焦点となっています。政府のかかる財政問題はいろいろな形で末端行政に波及するのはさけられない事であります。その貧困な財政を私共の村はどのように諸々の開発事業をおし進めて行くのか又最も重要な福祉事業はどうなっているか村民が等しく熟知しなければならないのである。十数年も前から村政に対する公表対策は期待と熱望がなされて来た。そのような意味において広報の発刊は貴重なものになり村発展の糸口を求めるものと思います。政治の主権は住民にあるのは周知のとおりであり、広報をとおして村当局、議会、村民と三者が一体となり政治を見守り互いに協力し合って貧しいながらも「明るい政治、豊かな村づくり」に邁進し、粟国村永遠の発展に寄与されん事を切望するものである。昭和55年10月昭和55年10月粟国村第７回定例議会（５５年９月２５日１日間）昭和55年9月26日、粟国村議会第７回定例議会において下記のとおり３件の上程案件が提出されたが、慎重な審議の結果それぞれ全案件が原案どおり可決された。議案番号件名提案年月日結果議案27号粟国小中学校給食施設工事請負契約について55 . 9 . 26原案可決議案28号昭和55年度粟国村一般会計補正予算（第２号）議案29号昭和55年度粟国村水道事業特別会計補正予算（第１号）〃〃〃〃議案第27号粟国村立小中学校給食施設工事請負契約について昭和55年粟国村議会の議決に付すべき契約及び財産取得又は処分に関する条令（第31号）第2条第1項の規定に基づき粟国村立小中学校給食施設工事請負について下記のとおり請負契約を締結するため地方自治法第96条第1項第5号の規定によって議会の議決を求めます記１．契約の目的粟国村立小中学校給食施設工事１．契約の方法指名競争入礼3.契約金額一金五千八拾参万弐千円（50,832,000)内訳建設工事(35,180,000)給排水工事(11,900,000)電気工事( 3,752,000)4｡契約の相手方那覇市字上間１仲田工業仲田博保浦添市内間後原143黄金舎上里恵昭那覇市字大道367三正電気商会5．工期自昭和55年9月18日至昭和56年3月10日6.支払科目昭和55年度一般会計教育費学校建設費昭和55年9月25日